紅Ⅱ(クレナイ)~解き放たれる鎖~


「ルキア!何してるのよ?!」



立ち上がり、ルキアの前まで行った私はルキアを睨みつける。


そんな私に鼻で笑ったルキアは、少し濡れている唇をペロリと妖艶に舐めあげてから挑むように微笑みかけられた。




「あっちこっちフラフラしている綾香に言われたくないわね」


「別にフラフラなんて」



「してるでしょ?恢だけじゃなくさっきなんて、鏡夜と抱き合ってたじゃない」


「それは!」




鏡夜が勝手に抱きついてきたの!


…と言おうとした時、ルキアの隣に座っていた蓮がチラッと私の方を見たけれどすぐに目を逸らされてしまった。




ズキッ---


胸が痛い。



今の私じゃルキアに何を言っても勝ち目がない気がして、これ以上言葉が出てこなかった。






蓮………。



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