紅Ⅱ(クレナイ)~解き放たれる鎖~
「綾香、」
「……っ」
時政先輩が私を呼び止める。
しかし私は時政先輩の声を無視して、そのままお店から飛び出してしまった。
私が蓮の彼女なんだから偉そうに蓮の隣に座ればいいのに…、
それが出来ないで、ウジウジしている自分が凄く嫌だ。
逃げるように地下にある店を飛び出た私はそのまま地上を目指し、階段を駆け上がる。
地上に出て、すぐに右を曲がったところで…、
ドンッ---