紅Ⅱ(クレナイ)~解き放たれる鎖~



「ま、ンな事はどうでもいい」


「………」


どうでもいい?


とは思ったけど話しがそれて、内心ホッとする。




恐る恐る良牙を見ると腕を組み、真剣な眼差しをしている良牙と目が合ったので背筋を正した。




「綾香、隆之さんってロスによく行くのか?」


「よく…、ではないけど何回かは行った事があるくらいかな?基本、隆之さんは世界中あらゆるところに行ってるからロス限定ではないんだよね」



「ふーん、そっか…。まぁ、俺達が何を考えたところでもう隆之さんは行っちまったんだろ?」


「うん」



「俺達がオタオタしたところで、どうにもならねぇし…。どうせ二週間ほどで帰ってくるんだから、待ってるしかねぇよな」


「まぁ…、ね」



そうだね…。


それしか私達に出来る事なんてないか。




目を瞑っていた良牙の瞳が開き、私を見据える。


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