紅Ⅱ(クレナイ)~解き放たれる鎖~
「オヤジ達には、聞いてみたのか?」
「んー、電話して聞いてみたけど知らないって母さんが言ってた」
「オヤジは?」
「聞いてない…けど?」
え?
母さんに聞いただけじゃダメだった?
キョトンと良牙を見ると、険しい表情に驚いた。
嫌な予感がする---
「オヤジは研究所で働いてた時、システム管理部の他に情報部でも働いてた。そこは様々な裏情報を仕入れる為の部門なんだ」
「へー」
初めて聞いた。
父さん、そんな事もやってたんだ。
「オヤジが調べれば隆之さんのやろうとしている事、すぐに分かるかもしれない」
そう言いながら素早くスラックスのポケットからスマホを取り出し、画面をタップし始めた。