ヤクザの家族になっちゃった!?



目が覚めると横にはすやすや寝てる龍之介さんの姿があった。


あれ、同じベットで寝たんだ…


ん!?

慌てて飛び起きてもう一度確認する。

ベットの数は1,2,3,4…5個ある、

だから一人ひとつで寝れるのに…

そう思って起こそうとしたけど

気持ち良さそうに寝てる姿を見て

起こさないように静かにベッドから降りた。


外を見ると見覚えのないとりが飛んでる。

「あれがカモメかなぁ?」

なんて一人で呟いてたら

「いや、トンビだ」

と後ろから訂正された。

ふーん。

トンビかぁ…

大きいなぁ…

と思ってん?と考える。

「龍之介さん!起こしちゃいました!?」

「…いや、ずいぶん前から起きてはいたな。」

そう言われ、よかったと安堵する。


けど…さ、

「いつから起きてたんです?」

そう聞くと少しの沈黙が流れた。

「…三十分ほど前だな。潜り込んだのは。」


潜り込んだのは?

ってことは、最初から一緒に寝てた訳じゃないか。

ん?

まず、なんで潜り込んできたんだ?

「潜り込む必要、ありました?」

そう聞くと

「近くにいたかったからに決まってる、」

と、真顔で。

…マジっすか

ほんとに、朝っぱらから血圧上がりますよ

ほんとに、心臓が暴れだす。

体に悪いわ…。

とは思うけど体は素直で

無駄ににやけてしまった。

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