桜花の約束


初めて会った時から君が好きです。


君より先に死なないと誓ったけれど、いつ死ぬか分からない人生だったから


言うつもりはなかったけど


言わないと心残りになりそうだったから


もしこの気持ちが君の人生の重荷となるのならば、忘れてください


勝手でごめんね


君は新しい人生を歩んで


僕の分まで幸せになってください


僕は桜の木になって見守っているから


最後になったけど


またね



沖田 総司
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