深海魚Lover
「はい、……まで迎えに来てほしいと」

「そうか、たくっ、一人で帰らせろよ
 ガキじゃねえんだから」

「ケイジさん!良かったですね」

「何が?まあ、何でもいい
 ツル、早く行ってやれよ」

京次さんは鍵を手に取ると充さんに向かって投げた。

宙に浮いた鍵を上手にキャッチした充さん。

「本当に困ったアニキですよ
 イズモさんは全くぅ」

そう言いながらも充さんは、とっても嬉しそうな顔をしている。

出雲さんの役に立てることが彼にとっては喜びの一つなのだろう。

「じゃあ、キョンのアニキ
 車は明日でいいっすかね?」

「いやっ、明日は朝から(仕事で)使うから
 今晩中に戻しておいてくれ」

「はいそうっすか、了解しました
 鍵はポストに入れておきますね

 じゃあ」

「ツル、待て!
 今日は出雲も連れてここへ戻って来い
 寝床用意しておいてやるから」
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