深海魚Lover
「そうか

 今日は家のことはいいから
 絵を描くこと優先してくれ

 俺達にとって大切な仕事だからな」

「はい」

「おっと、ジュンジのお迎えだけは
 すまないが頼むよ」

「はい、任せてください!」

「じゃあ、行ってくるよ」

「メイちゃん、いってきます」

「いってらっしゃい」

二人を見送った後、私は洗面所にある洗濯機に洗濯物を分けながら放り込んでゆき、工程を選びながらスイッチを押す。

ジャーっと音を立てて水が洗濯機に注がれる様子を確認した後、その場を離れようとした私の行く場(出口)を塞ぐのは出雲さん。

「うわっ、イズモさん
 もう起きてらしたんですか!?」

「ああ、キョンとジュンは行ったのか?」

「はい、ついさっき
 ……洗濯物ですか?」

「いやっ、顔を洗いたい
 タオル貸してもらえるか」

私と入れ替わりに洗面所に入ろうとした出雲さん。
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