深海魚Lover
「イズモさん
 朝ごはんにしましょうか?」

朝御飯……

「余計な男が帰って来て迷惑かけたな
 帰って来るつもりはなかったが
 どうしてこうなったのか」


『用事を思い出した』

昨日、安寿に伝えた言葉には特に意味はなくて、ただ京次に言われて自分の事を心配しているであろう充とのことをその日のうちに何とか解決したかっただけ。

正直、組を継ぐだとか継がないとかそんなことはどうでもよくて、ただ仲間にそっけない態度を取ったことを反省したまでのこと……

ただひとつ、京次には当分合わせる顔が無かった。

そんな出雲を迎えに来た充は言う。

「ツル、これから飲みにでも行くか?
 付き合うぜ」

「いえっ、今日のところは
 キョンのアニキが待ってますんで」

「キョンが待ってるって、何故だ?
 ヤツはどこに居る」

「今晩はアニキの家に泊まれとのことです
 何でも朝一で車を使うとかで……」
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