深海魚Lover
「先生、何を言うんですかっ!
 
 私は京茨先生のレッスンを
 やめるつもりはありません

 例え、貴方がそういう世界の人と
 なっても私の想いは変わらない

 私は……」

「華子さん」

「だってそう
 写経だって教えて頂きたいもの」

席を立ってそう訴えかける華子の腕にそっと触れる、母。

「そんなに興奮しないの、座って

 華子さんは本当にケイジ先生のことが
 大好きだから……

 それにしても何をやらせても長続きしない
 あんなにも飽き性だった貴女が嘘のよう
 ですわ」

「それは先生の教え方が上手だから」

「はいはい、そうね
 
 先生には今まで通り
 ここへは通って頂きましょうね」

「奥様……」
 
「では、そういうことで!

 仕方がない、残念ではあるが
 新年会の件は見あわせるとするよ」

「どうもすみません」
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