深海魚Lover
「キョンなら、うーんと年下の
 真面目な女にいれあげてるぜ」

「そうか
  
 そういうところも父親譲りだな

 今度、連れて来い」

「ああ、半年後な」

「バカなことを!

 イズモ
 今日はお前の顔が見れてよかった」


閉まる扉----


『半年後な』

出雲の答えに微笑む、加瀬組長。

「親父、大丈夫ですか?」

「ああ

 ……そのぅ、済まないが
 薄田(ススキダ)の兄弟を
 呼んでくれ」

「親父?」

「イズモだけは忘れる訳には
 いかねえ、だろう?

 俺の目の黒いうちに

 頼んだぞ……カキムラ」

垣村……
 
「はい、今すぐ」


『親父は、年を取りすぎた』


以前より、もっとずっと----


ゆっくりと扉を閉める、右田。


その時は、もうすぐそこまで来ている。


『じゃあ、イズモもやめなよ

 危ないの嫌だよ』
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