深海魚Lover
「まだ言ってたの
 
 いいんじゃないか一日ぐらい
 放っておいても
 
 それより、スガちゃん
 今日は雑誌の扉絵の件で
 出版社に出かける日だろう

 送って行ってやる」

「いえっ、いいですよ

 ケイジさんは午後からお教室が
 あるんですよ
 
 私一人でも大丈夫です」

「でも……そうか?」

「はい、雨ぐらいへっちゃらです」

「じゃあ、それ(洗濯物)
 雨が止んだら干しとくよ」

「ほんとうですか~よかった
 ありがとうございます
 よろしくお願いします」

「って言うかそれ
 俺の物もあるんだけど
 そんなに礼を言われると困る」

洗濯物の籠の中には、京次さんの服はもちろんのこと下着も……

「あっ、そうでした……」

「でも、まあ
 ごめんなさいよりはいいけどな」

「はい」

京次さんは壁時計を見ながら言った。

「時間、まだあるようなら
 ご一緒に珈琲でもどう?」

「はい、いただきます」
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