深海魚Lover
家に戻れば、自分の意のまま願望のままに絵を描くことならできる、独自の世界を追求して。

だけど、こんな風に読み手に愛される絵を描くことができるかと言えば、それはきっとムリ。

ここでなら、私はもっと大きく羽ばたけることができる、そう信じてる。

貴方達の存在があればこそ、今の私があるように。

「そうか、なら俺はもう何も言わない

 だけど今後、そう思う時が来たら
 スガちゃんの思うままに行動する
 ように

 俺達のような仕事は信頼こそが全て
 もしも納期に遅れるようなことがあれば
 今後そこからの仕事は期待できない」

「はい、わかっています」

「じゃあ、もう、この話は終わり」

「ケイジさん、私はその
 ケイジさんの仕事の邪魔
 していませんか?

 だったら私……」

「邪魔なわけないだろう
 芽衣子、君には感謝している
 
 つい君の厚意に甘えてしまい
 いつもすまないと思ってるよ」
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