深海魚Lover
完璧な配慮に感謝すると共に、干す側の人に配慮しなかった間抜けな自分自身にガッカリしちゃうわけで。

京次さんに悪い事しちゃったなぁ~

洗濯物の傍で肩を落とす私に聞こえる声は、開いたままの戸・玄関先から聞こえてくる。

「こんなところまで
 来てしまってすみません!

 しかも私ったら、今日が
 お教室の日だっただなんて
 存じませんで、失礼しました」

「いやっ、でもどうしてここに?」

「その、先生に一方的に
 私ったら大胆な行動を……

 あの、キスしてしまったことが
 今になって気になりだして!」

キス、してしまった……!?

会話の内容が気になる私はつい、二人の声がはっきり聞き取れるところまで歩みより盗み聞きをしてしまう。

「何、あれは……」

「先生が私の行動に嫌悪感を抱かれて
 やっぱり来週の授業を
 いえっ、もう個人授業をして頂けない
 んじゃないかと思うと気が気じゃなくて

 そんな事になったらどうしよう……」

とても不安そうな女性の声----
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