深海魚Lover
辺りを見渡す出雲の目に映るのは、大正期の邸宅・洋館を思わせる内装の一室。
アーチ型の壁に天井から吊るされたシャンデリア、広い応接間……
けれどそんな中一際目立つのは、お洒落な壁紙を台無しにする緒澤組の文字。
その活字は、嫌でも目に入ってくる。
「ツルッ!充はどこだ?」
「お目覚めのようだな
ミツル?
ああ、坊主なら無事に帰ったぞ」
「……
どういうつもりだ」
「見たままだが
どうだ、何か飲むか?」
「フン、要るかよ
それより見縊られたものだな
組長さん、アンタと二人きりとはな」
広い室内に二人きり----
出雲はそうっとポケットに触れる。
「持ってたチャカは預らせて頂いたがな
後、別室では仲間が待機している」
「わざわざ、別室にねぇ
ところで、アンタと二人になる意味
あるのか?」
「ああ、お前にはなくとも俺にはある」
そう言うとグラスにワインを注ぎ少し揺らして飲む横田。
「悠長に構えてんなよ」
右手にワインボトル、左手にはグラス。
アーチ型の壁に天井から吊るされたシャンデリア、広い応接間……
けれどそんな中一際目立つのは、お洒落な壁紙を台無しにする緒澤組の文字。
その活字は、嫌でも目に入ってくる。
「ツルッ!充はどこだ?」
「お目覚めのようだな
ミツル?
ああ、坊主なら無事に帰ったぞ」
「……
どういうつもりだ」
「見たままだが
どうだ、何か飲むか?」
「フン、要るかよ
それより見縊られたものだな
組長さん、アンタと二人きりとはな」
広い室内に二人きり----
出雲はそうっとポケットに触れる。
「持ってたチャカは預らせて頂いたがな
後、別室では仲間が待機している」
「わざわざ、別室にねぇ
ところで、アンタと二人になる意味
あるのか?」
「ああ、お前にはなくとも俺にはある」
そう言うとグラスにワインを注ぎ少し揺らして飲む横田。
「悠長に構えてんなよ」
右手にワインボトル、左手にはグラス。