深海魚Lover
「俺は別れることを拒み
彼女から自由を奪い閉じ込めた
けれど四六時中見張ってるわけにもいかず
ある日彼女は、俺の前から姿を消した
その後は加瀬組長に守られて二度と会う事
は叶わなかったが、いつの日かガキを
産んだ事だけは風の噂で聞いた
しかしまさかそのガキが俺を欺き
奴とこっそりと情事を重ね
この俺を裏切っていた証だとは……」
「くっだらねぇ」
「ああ、本当、お前が言うように
くだらねえ話だよ
でもその頃の俺は脂が乗り
組も勢いに乗っていて
お前諸共、老いぼれた加瀬組
を遣っちまえば、過去の汚点
その全てを消去できる
華々しい俺の時代が始まる
つまらない人生をもう一度初めから
リセットできるような気がした」
「リセットだぁ、できるかよ
ガキが考えそうなことだ」
「だな
なれる器じゃねえくせに組長なんぞになり
調子に乗った挙句、誤算……
結果、俺はこうして落ちぶれた
お前の大切な妹を俺は
本当にすまないことをした」
深く頭を下げる横田。
「やめろっ
頭なんぞ下げてもらっても困るぜ
俺はお前を赦す気はねえし
親だと認めるわけもない」
彼女から自由を奪い閉じ込めた
けれど四六時中見張ってるわけにもいかず
ある日彼女は、俺の前から姿を消した
その後は加瀬組長に守られて二度と会う事
は叶わなかったが、いつの日かガキを
産んだ事だけは風の噂で聞いた
しかしまさかそのガキが俺を欺き
奴とこっそりと情事を重ね
この俺を裏切っていた証だとは……」
「くっだらねぇ」
「ああ、本当、お前が言うように
くだらねえ話だよ
でもその頃の俺は脂が乗り
組も勢いに乗っていて
お前諸共、老いぼれた加瀬組
を遣っちまえば、過去の汚点
その全てを消去できる
華々しい俺の時代が始まる
つまらない人生をもう一度初めから
リセットできるような気がした」
「リセットだぁ、できるかよ
ガキが考えそうなことだ」
「だな
なれる器じゃねえくせに組長なんぞになり
調子に乗った挙句、誤算……
結果、俺はこうして落ちぶれた
お前の大切な妹を俺は
本当にすまないことをした」
深く頭を下げる横田。
「やめろっ
頭なんぞ下げてもらっても困るぜ
俺はお前を赦す気はねえし
親だと認めるわけもない」