深海魚Lover
「メイちゃん、おさかなさん
とってもおいしそう」
「でしょう
どうぞどうぞ召し上がれ」
大きな口を開けてご飯を頬張る潤司の姿に、ほっと安堵する二人。
私と京次さんの二冊目の絵本
本屋さんに並ぶ、その本を手にした貴方は、会いに来る。
翌朝----ガラガラガラ
鍵を開けて開かれた引き戸。
「芽衣子、すまないがジュンジの
送り迎えよろしく頼むよ
先方に呼ばれているんだ
帰りは少し遅くなるかもしれない
夕食は済ませてくるよ」
「はい、わかりました
気を付けていってらっしゃい」
「いってきます」
京次が乗る車を見送った後、芽衣子が家の中に入るとさっきまで朝食を食べていた潤司の姿はない。
「ジュン君、おトイレかな?
ジュン君……」
トイレのドアをノックするが返答はない。ひとつずつ部屋を見てゆくと奥の部屋、亡くなられた奥様の遺影が飾られた部屋の襖がほんの少しだけ開き、そこから微かに潤司の声がもれてきた。
「それでね、ママ
きょう、アニキ
……
ぼくね…
なんだか…」
とってもおいしそう」
「でしょう
どうぞどうぞ召し上がれ」
大きな口を開けてご飯を頬張る潤司の姿に、ほっと安堵する二人。
私と京次さんの二冊目の絵本
本屋さんに並ぶ、その本を手にした貴方は、会いに来る。
翌朝----ガラガラガラ
鍵を開けて開かれた引き戸。
「芽衣子、すまないがジュンジの
送り迎えよろしく頼むよ
先方に呼ばれているんだ
帰りは少し遅くなるかもしれない
夕食は済ませてくるよ」
「はい、わかりました
気を付けていってらっしゃい」
「いってきます」
京次が乗る車を見送った後、芽衣子が家の中に入るとさっきまで朝食を食べていた潤司の姿はない。
「ジュン君、おトイレかな?
ジュン君……」
トイレのドアをノックするが返答はない。ひとつずつ部屋を見てゆくと奥の部屋、亡くなられた奥様の遺影が飾られた部屋の襖がほんの少しだけ開き、そこから微かに潤司の声がもれてきた。
「それでね、ママ
きょう、アニキ
……
ぼくね…
なんだか…」