深海魚Lover
『結婚、やめろよ』


『イズモ

 ちゃんと聞いてる?
 
 さっきの話だけど……
 
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 じゃあ、何か言ってよ……』


以前、絢には言わなかった言葉。


何かに躓き、眠る潤司を見つめ涙する芽衣子。

彼女の姿を見ていられずに俺の口から出た言葉。


それは、多分


俺の本心……


『ごめんなさい……』


彼女が止めなければ、俺はくちづけてた。


『好きだ』


あれも多分


俺の本心-----


「マジ、ねえわ」

「アニキ、何がないんすか?」


貴女を抱きしめたのは、私の本当の想いからだった。


京次との別れを打診している、俺。

そう、いつかは話さなければいけないとは思っていたが、それがまさか今日になるとは……


『わが子を路頭に迷わすバカが
 いったいどこにいるの?

 イズモ、例えアンタが死にそうでも
 私はキョンさんを行かせない

 この子には、もう
 キョンしかいない……』


京次の命

大切な命


『……私にはもうケイジさんの傍にしか
 居場所がありませんので』


貴女の居場所を奪い、辛い想いをさせてしまい


「悪い……」

「だから、何すか?」

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