深海魚Lover
「貴方は才能に満ち溢れていてすごい

 何もかも全てが素敵過ぎて私は……」

貴方は例えるならば、燃える太陽、輝く月、瞬く星

天に在る貴方に見つめられた深海魚は、ドキドキして苦しくて毎日キュン死しそう。

「素敵だなんてむず痒いぜ、でも嬉しいよ
 
 素直にその言葉頂いておくとするよ

 ところでスガちゃん、俺にも言わせて

 君だってすごい
 
 あの絵本の成功は君の絵のおかげだ」

「そんなことないです!」

「そんなことあるさ、君はもう有名な
 絵本作家さんだ
 
 そうだ、下山君、彼から聞いた
 続編の件?」

「はい、また一緒に働けますね
 私、嬉しすぎます」

「どうぞよろしく」
 
「こちらこそ、よろしくお願いします」

「さあ、仕事の話はそのぐらいにして
 立ち話したら喉が渇いた、店に入ろう

 そうだ、今日は髪下ろしてるんだな」

そう、風に靡く長い黒髪。
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