新米教師"L"
四人でぎゃあぎゃあやっているうちに、寮へ辿り着いた。

「エル、私はここで。もう大丈夫よ」

「あ、そーですか。じゃお気を付けて」

「…えぇ」

寮の入り口の近くで艶野はタクシーを呼び、帰っていった。

「あ、そーいえばさ、連城崎、お前って何であんなに強えーの?」

「!?」

セイが何気なく質問し、エルはビクッとした。

「そ…れ、は、だな…」

目を泳がせながら、必死に良い嘘を探すエルは、
セイたちに相当怪しく映った。

「なんか、隠し事してやがんのか!?」

カノンは詰め寄り、フワはエルを上目使いで見つめた。

「エル…? 僕たち、エルの大事な教え子じゃないの…?」

「ッ!!」

エルはグッと胸を押さえて悩んだ。

言うべきか…!? 言わないべきか…!?

「~~っ!!」
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