新米教師"L"
エルがブルブル震えながら悩んでいると、110号室の扉が勢い良く開いた。

「エルッ!!?」

110号室は竜の部屋なので、竜が飛び出してきた。

「りゅ…、うぐっ!?」

竜はエルを一目見るなり、エルをギュッと抱き締めた。

「はっ、はあぁぁ~~っ!!?
お、鬼センっ、何してんだよ!?」

カノンの抗議も無視し、竜はエルを離そうとしない。

「…おい、竜…? 苦しいぞ…」

エルが竜の頭をポンポンと叩きながら言うと、
竜は我に返ったようにエルを離した。

「あ、わ、悪い。心配…だったもんで…///」

竜はほんの少しだけ顔を赤らめ言った。

「りゅ、竜が私の事を心配…!?
竜ッ、お前もう寝ろ! 熱があるんだ、きっと…!!」

慌てたように竜を部屋に帰そうとするエルに、竜は怒ったように言った。

「て、てめぇ…、人が折角心配してやってるのに、その態度はなんだ!?」

「だからっ、おめぇが私を心配とかあり得ねぇッつーの!!」

「俺はどんだけ冷たいんだよっ!?」

「冷たいだろーが、自覚しやがれ!!」
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