僕は君の名前を呼ぶ


「だってわたしもお祭りのこと話そうと思ってたんだもん」


橘が肩を揺らしながらクスクスと笑った。


「待ってたよ、連絡来るの」


「さすがにあと3日となると、お祭りのこと忘れてるんじゃないかって心配になったけど」と加えた。


「ごめんな、連絡できなくて。別にすっぽかしてたわけじゃないんだ」


気が回らない自分が嫌になる!


「ううん、いいの。どうせ青木のことだから、勉強に夢中になってたんでしょ」


「…隆太にも同じこと言われた」


「やっぱりそうなんだ。青木はひとつのことに集中しちゃうと、周りが見えなくなるタイプ?」


< 174 / 419 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop