僕は君の名前を呼ぶ
「うん…。じゃなくて!祭りの話だってば。当日は6時半に待ち合わせでいい?」
恥ずかしくなって俺は無理矢理話題を元に戻した。
「で、待ち合わせ場所は橘の家な。俺が迎えに行く」
「いいって!わざわざ遠回りなんかしなくて」
「ダーメ。俺がそうしたいだけだから。橘に不利益なわけじゃないし」
「そうだけどさぁ…」
「ん、そろそろ暗くなってきたな。花火やろっか」
俺は橘の返答を聞かず強制的に話を終了させた。
もし橘が浴衣着るなら、やっぱ一番に見たいからな。
絶対俺が迎えに行くんだ。