僕は君の名前を呼ぶ
さすがにね、青木くんに抱きしめられたときはびっくりしたよ?
父親にあんなことをされて、男性恐怖症になりかけていたし、男の子には警戒してたから。
でも、不思議とそれが嫌だと感じなかった。
本当なら鳥肌が立っていたり、全力で拒絶してるところだけどなぜか安心できたんだ。
久しぶりに心が安らいだの。
青木くんは裏切ったりしないよね?
わたし、信じていいんだよね?
【彩花 SIDE:END】