[完]Dear…~愛のうた~
_____
目を覚ますと私は思いがけない反応をした。
「あ、ごめんなさい。起こしちゃいました?」
私に申し訳なさそうに謝っている人は
私が目を開けた瞬間すぐ前にいた人。
その人はとにかく綺麗な女の人
としか言いようがない。
私は勢いよく起き上がって
首が取れるんじゃないかってくらい首を横に振る。
「あの、朝来た時見かけて、診察とか終わって
もう夕方なのにずっとここで寝てるから
どこか具合でも悪いんじゃないかって思って」
え?もう夕方!?
私は携帯を開いて確認すると
もう午後5時を回っていた。
そして私はメモを開いてその人に伝える。
“すいません、ただ眠くなっただけなんです。
ご迷惑をおかけしました”
そして深々と礼をする。
「あ、それならよかったです。
私こそすいません。
勝手に起こしちゃったり「美紅!!」
その人の声を遮ったのは、
遠くから聞こえる低い男の人の声。
その方を見てみると爽やかなお医者さんが
こっちに向かって走ってくる。
「風磨!!」
そしてその女の人も
お医者さんに近づいて笑みを浮かべる。
「ったく、どこ行ってたんだよ。
めっちゃ探したんだぞ」
「ごめんごめん、ちょっとこの人気になって」
するとバッチリ目が合うお医者さん。
その瞬間“あっ”と言う効果音が心で鳴った。
「あぁ、さっきはどうも」
このお医者さんは隆弘が目を覚ました時
駆けつけた緊急外来を担当していた先生だ。
私もペコッと頭を下げる。
「辻さん、今、精密検査をしています。
あと、メンバーの皆さんは
病室で待機してましたよ?」
そのお医者さんの言葉で
私は勢いよく立ち上がった。
そういえば、隆弘!!
私はもう一度二人にお辞儀をすると
勢いよく駆け出した。
そして、病室の扉を開けてみると、メンバーと
私には信じられない人物が立っていた。
「実彩……」
杏奈は私を見て複雑そうに顔を向ける。
もちろん、他の光や真司くん、直人も。
「どうも、こんにちは。MISAさん」
そこには、鳥肌が立つような
最高の笑顔で微笑んでいる
私の一番会いたくなかった彼女がいた。
“麗さん……”
目を覚ますと私は思いがけない反応をした。
「あ、ごめんなさい。起こしちゃいました?」
私に申し訳なさそうに謝っている人は
私が目を開けた瞬間すぐ前にいた人。
その人はとにかく綺麗な女の人
としか言いようがない。
私は勢いよく起き上がって
首が取れるんじゃないかってくらい首を横に振る。
「あの、朝来た時見かけて、診察とか終わって
もう夕方なのにずっとここで寝てるから
どこか具合でも悪いんじゃないかって思って」
え?もう夕方!?
私は携帯を開いて確認すると
もう午後5時を回っていた。
そして私はメモを開いてその人に伝える。
“すいません、ただ眠くなっただけなんです。
ご迷惑をおかけしました”
そして深々と礼をする。
「あ、それならよかったです。
私こそすいません。
勝手に起こしちゃったり「美紅!!」
その人の声を遮ったのは、
遠くから聞こえる低い男の人の声。
その方を見てみると爽やかなお医者さんが
こっちに向かって走ってくる。
「風磨!!」
そしてその女の人も
お医者さんに近づいて笑みを浮かべる。
「ったく、どこ行ってたんだよ。
めっちゃ探したんだぞ」
「ごめんごめん、ちょっとこの人気になって」
するとバッチリ目が合うお医者さん。
その瞬間“あっ”と言う効果音が心で鳴った。
「あぁ、さっきはどうも」
このお医者さんは隆弘が目を覚ました時
駆けつけた緊急外来を担当していた先生だ。
私もペコッと頭を下げる。
「辻さん、今、精密検査をしています。
あと、メンバーの皆さんは
病室で待機してましたよ?」
そのお医者さんの言葉で
私は勢いよく立ち上がった。
そういえば、隆弘!!
私はもう一度二人にお辞儀をすると
勢いよく駆け出した。
そして、病室の扉を開けてみると、メンバーと
私には信じられない人物が立っていた。
「実彩……」
杏奈は私を見て複雑そうに顔を向ける。
もちろん、他の光や真司くん、直人も。
「どうも、こんにちは。MISAさん」
そこには、鳥肌が立つような
最高の笑顔で微笑んでいる
私の一番会いたくなかった彼女がいた。
“麗さん……”