後悔なんて、ひと欠片もない
白い陶器の灰皿の影に隠れていたのは、
ピンク色の小さなラブ・グッズ。
「あああっ!
もうやだ、出しっぱじゃん~もお、和史さんてば、ちゃんと片付けてよお…」
生々しい感覚が蘇り、私は1人で赤くなった。
和史さんはそういうのを使って、私の躰が海老反りになるのを見るのが好きだ。
和史さんは私の反応を喜んでくれる。
最高に可愛いいって。
エッチはもう慣れたけど…
これには、なかなか慣れることが出来なかった。
悪くはなかったけれど、ちょこっと刺激が強過ぎて。
「テーブル席、いかがですか?」
カフェの店員はそう言ったけれど、私と悠子はテラス席の1番はじを選んだ。
外は少し風が冷たかったけれど、
そこは私のお気に入り。
上京してから、たびたびこの店に1人で訪れては、人の流れをぼんやりながめるのが好きだった。