ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛
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「美紅ちゃん、大丈夫ー?」
「う〜…」
男性二人と話をしながら飲んで、数時間後。電車の時間もあるしとお店を出る頃には、雛ちゃんも私も足元をふらふらとさせ立派な酔っ払いとなってしまっていた。
ちょっと飲みすぎたかも…。
話をしながら勧められるがまま飲んでしまったことを、少し後悔する。男性はそんな私の体を抱き寄せるようにして、支えながら歩く。
「あれ…雛ちゃんは、」
「雛子ちゃんならもう一人が送って行くから。美紅ちゃんは俺が送るよ」
「いえ、私はひとりで全然…」
「えー?足元ふらふらで危ないじゃん。送るよ」
「でも…」
「あ、でも途中で気持ち悪くなったりしたら大変だし…ちょっと休んで行こうか」
「え…?」
酔いで視界がぼんやりとしながらも彼が笑いながら目で示す先を見ると、大通りから一本入ったそこにあるのはピンク色が眩しいホテル街。
そこまで会話をして、ようやく彼の目的に気付く。