ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛
「い、いきなり何?」
「ついこの前まで割と仲良さそうに話してたのにさ、そういえば最近話してるの見ないなーと思って」
私と青井くんとの小さな異変。それはいつも一緒にいる雛ちゃんには丸わかりだったようで、メイクを落としたスッピンの顔で私をじっと見た。
「…仲悪いも何も、元々良いわけではないもん」
「えー?私には良さそうに見えたけど?」
「気のせいだよ。私いつも青井くんに迷惑とか失礼なことしかしてないし…挙句この前はトレーで顔叩いちゃったし」
「は!?何で!?」
問いかける雛ちゃんにも、私はそれ以上言葉に表すことは出来ず黙り込む。そんな私を見かねて、雛ちゃんははぁ〜…と大きな溜息をついた。