ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛
「ん」
「え…?」
「迷子防止に、つないであげる」
差し出される、色白で大きな手。不器用な長い指。
「…迷子になんてならないってば」
そう呟きながら、その手をつないで歩き出した。
そんな風に優しくされたら、やっぱり都合のいい解釈しか出来ないよ。
好意を抱いてくれてるんじゃないか、好きの気持ちがその胸にもあるんじゃないか、そんな期待ばかりが増えていくよ。
包むような大きな手に、ドキドキする。彼と並んで歩くだけで、世界はキラキラと輝く。
やっぱり、好きだよ。青井くんのことが好き。この手を離したくない。
伝え、たい。