ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛
「美紅ちゃん、機嫌いいね」
「へ?」
その日の午後、会社の打ち合わせ用ブースでいつものように打ち合わせをしていると、打ち合わせの相手・桐谷さんは笑顔で呟く。
「そうですか?」
「うん、何かウキウキしてるっていうか…いいことあった?」
「あはは、気のせいですよー。相変わらず何もない毎日です」
「えー?本当?」
…いや、何もないわけじゃないんだけど。
否定してから心の中で呟いて、思い出すのは今朝のこと。青井くんの小さな笑顔と、素っ気ない優しさ。
けど私、そんなに機嫌に出てるかなぁ…青井くんに伝バレていなければいいけど…。彼のことでドキドキしているなんて、知られたら恥ずかしすぎるもんね。