ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛
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「はぁ…」
あの後桐谷さんに謝り倒し何とか打ち合わせを終えた私は、書類を手に作業室へ戻ろうと廊下を歩いていた。。
…全然打ち合わせに集中出来なかった…。
桐谷さんのスーツは汚すし、青井くんは怒らせるし…自分の失態を思い出しては溜息が出る。
でも目が合うだけで、あんなにドキッとするとは自分でも思わなかった。相変わらず、あの瞳に弱いのだと実感する。
…まぁそれで怒らせる原因作ってちゃ意味がないんだけど。
「美紅ー!!」
「わっ!」
そう肩を落とし歩いていると、突然背後からぎゅっと抱きつく腕。その声と私にこういう風に接する人、という点から、その正体が雛ちゃんであることは簡単に想像することが出来た。
「どうしたの?びっくりしたー…」
「美紅今日暇!?仕事の後飲みに行かない!?」
「え?いいけど…どうかしたの?亮さんは?」
突然の誘いに驚きながら私が言った『亮さん』の名前に、その可愛らしい顔はピク、と歪む。
「あんな奴…どうでもいいのよ」
「へ?」
「今日は女同士で飲むの!亮なんてナシ!いらないー!!」
「えっ?へっ??」