ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛
落ち込んでいた気持ちも忘れるほどの雛ちゃんの勢いに、きっと何かあったのだろうと悟り、私は仕事後雛ちゃんと二人て会社から数駅の繁華街にあるダイニングバーへとやってきた。
「カシスウーロンとビールになります」
明るすぎない照明の店内の端にある席。そこで雛ちゃんはビール、私はカシスウーロンが入ったグラスを小さく合わせた。コン、と僅かに音をたて、まずは一口飲む。
「で?どうしたの?亮さんと何かあった?」
「…喧嘩した」
「珍しいね、仲良い二人が喧嘩なんて」
「向こうが悪い!絶対に!」
雛ちゃんはパーマのかかったふわふわの髪の毛を揺らし、キィっと声をあげる。
「亮さんが何かしちゃったの?」
「…合コン行ってたのよ」
「へ?」
「合コンよ合コン!私に内緒で!人数合わせとか言いながら女とポッキーゲームして自分が一番楽しんでたの!」
「そ、それはまた…」
「ちゃっかり写メまで撮ってて…それを私が見つけて怒ったら何て言ったと思う!?『友達との付き合いで行っただけのことにいちいち口出すな』って!ひどくない!?」