君、想い。
「ん~・・・・」


あ、起きた。


しばらくぼーっと水橋鈴を眺めていればいきなり起き始めた。


「はよ、、、」


「お、はよ」


普通に寝起きのあいさつをしてくるこいつに、


少し焦り始めようとしていた私の思考回路は止まり、


しゃがんで水橋鈴を見つめたたいせいのまま、


反射的に返してしまった。


「ん?今何時?」


そう聞かれとりあえず携帯を確認してみる。


「4時半。もう放課後。」


「そっかー」


あくびしながら少しのびをする水橋鈴。


するとなぜか一瞬動きが止まり、


自分の膝元を見た後に私をじっと見てきた。


「な、なに?」


少しどぎまぎしながら素っ気なくきいてみれば、


「いや、上着。なんでおれんとこ戻ってんのかなって」


その問いに私はすこし焦った。


「あ、あんたが寒そうにしてるからじゃん!手も冷たくなってたし!」


「手?触ったの?俺の事嫌いなのに?」


驚きながら聞いてくる水橋鈴。


私は少し気恥ずかしくて、水橋鈴から背を向けた。


「知らない!もう帰る!」


「は?ちょっ、まてって!」


屋上の扉を開けて階段を降りていく私についてくる水橋鈴。


「たくっ、いみわかんらん」


後ろで何かぶつぶつ言ってるけど全部無視して教室に向かった。


教室手前まで来ていた時、いきなり水橋鈴に後ろから腕をつかまれ、


口をふさがれた。


「んー!んーーー!!!」



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