右隣の彼
岸田くんが何を言っているのかよくわからなかった。
だって岸田君には・・・
「だって・・・彼女がー」
「・・・いないって言ったらどうします?彼女なんか最初からいなかったら
どうします?先輩と話すきっかけが欲しくて彼女がいるなんて
嘘をついていたとしたらどうします?入社した時からずっと
先輩・・・いや一美をみていたって言ったら・・・・どうします?」
岸田君に掴まれた腕が痛かった。
痛かったけどそれ以上に私の心臓は物凄い勢いでドキドキしていた。
だって彼女がいないとか、ずっと好きだったとか
そんな事言われるなんて思ってもいなかったから・・・
心がついていかない。
「・・・・じゃあ・・あのかわいい彼女はー」
「兄貴の嫁さん」
「ふぇ?・・・なんなのそれ」
肩の力が抜けた。
だから・・・お兄さんが彼女?って語尾をあげたんだ。
元々彼女なんていなかったんだから・・・
だって岸田君には・・・
「だって・・・彼女がー」
「・・・いないって言ったらどうします?彼女なんか最初からいなかったら
どうします?先輩と話すきっかけが欲しくて彼女がいるなんて
嘘をついていたとしたらどうします?入社した時からずっと
先輩・・・いや一美をみていたって言ったら・・・・どうします?」
岸田君に掴まれた腕が痛かった。
痛かったけどそれ以上に私の心臓は物凄い勢いでドキドキしていた。
だって彼女がいないとか、ずっと好きだったとか
そんな事言われるなんて思ってもいなかったから・・・
心がついていかない。
「・・・・じゃあ・・あのかわいい彼女はー」
「兄貴の嫁さん」
「ふぇ?・・・なんなのそれ」
肩の力が抜けた。
だから・・・お兄さんが彼女?って語尾をあげたんだ。
元々彼女なんていなかったんだから・・・