右隣の彼
・・・・なるほどね・・急に力が抜けたと言うか
先に言ってくれれば中断せずに・・・って私何考えてんの?
久しぶりの恋愛に頭の中がお花畑にでもなった様で恥ずかしくなって
顔を赤くなった。
「まだ赤くなるは早いよ。ほらっ、行くよ」
「行くって?」
「俺の家に決まってんじゃん。そうそう、今日は帰すつもりないから
覚悟してね。もう誰にも邪魔されないからさっきみたいにいきなり離れるとかなしね」

岸田君は店内の照明を消すと私の手を握って店を出た。
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