どうぞ、あなたの好きにして
口を少し開き小声で声を出した途端、待ちわびていたように入ってくる熱いソレ。こんなキスなんて当然知らない私は戸惑う。


絡み合って漏れる吐息。



「・・・はぁ、んっ」




自分の声とは思えない甘い声。ヤバイ、私は少し大人の男の人を知らなすぎた。



何が、強引に求めてほしいよ。火を点けてしまった私。今更やめたいなんて言えないけれど心臓がこのキスだけで破裂しそう。



ここは映画館なのに、きっともう修吾さんを止めることなんてできない。



「・・・出ようか」



少しだけスクリーンの光が当たった修吾さんの姿は見たこともないくらい色っぽく妖艶でそして誰よりも男の人の瞳をしていた。
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