どうぞ、あなたの好きにして
こういうところが修吾さんだと思った。瞳はもう私を欲しいと男の人の瞳をしているのにホテルに入ることを避け、自分の家に連れて行こうとする。


でも、電車の中でも私を庇うように前に立たれ、真っ直ぐに見つめられる。今ここに少しでも隠れる場所があればそれこそ強引に奪われてしまいそうな熱い眼差し。


それだけで私はもう意識が飛びそうだった。



修吾さんの家に着いた途端、ドアに押し付けられ映画館でされたような強引なキスをされる。


唇をこじ開けられ、まるで口の中に生き物がいるかのように暴れまわる熱い舌。


「ん、はぁ。あっ・・・やっ」



単語でしか言葉は出てこなくてまた溢れる甘い吐息。唇を離した彼にはまだ理性が少しだけ残っていたらしく私を抱き抱え、靴を強引に脱がせ寝室へと入って行った。


トサっとベッドの上に放り投げられる。獲物を狙うような彼の姿に思わず後ずさりをするもすぐに捕まる。



「我慢しない。もう、いいよね?今日は抑えられないから」



その香りで俺を誘ってるんでしょ?
優しくできる自信ないから、痛いときだけ言って。
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