どうぞ、あなたの好きにして
突然、呼び捨てで呼ばれる名前。漫画やドラマとは違う。実体験はとんでもなくドキドキして心臓が破裂しそう。


修吾さんが私の胸にそっと触れる。それだけでなんだかお腹の中から熱くなってくる。


今まで人に触れられたことのない部分を口に含まれるなんてもうたまらない。



「ん、はぁ、修吾さん・・・」



「恵那、可愛い。もっともっと俺だけに見せて。他の男になんて絶対にやらない。恵那は俺だけのもの」



息が荒くなってきてつい力を入れてしまう。力を抜いてと修吾さんのキスが額、頬、そして唇に優しく降るとそっとそこに指が触れる。


その瞬間、ビクッとなる身体。予備知識は持っている。嫌いじゃなかったから。でも予備知識なんて一瞬で消える。


こんな感覚は知らない。



指と唇で彼が私をどんどんと開花していく。漏れる吐息、甘い声。


もうすぐ私は彼の手で・・・
女になるんだ。



「・・・恵那、もうそろそろいい?」
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