どうぞ、あなたの好きにして
隙間なくピタリと重なった身体。


少しだけ顔を歪めながら私の顔にかかった髪の毛を払いのけてくれて優しくそこにキスをくれる。



「違うの、違うの修吾さん。私ね、私もっと強引にされたかったの。修吾さん優しくてすごく私のことを大事にしてくれてるんだって分かってた。だけど私はもっと強引に理性を失くすくらい修吾さんに求められたかった。だから、だから誘惑したの」



「恵那・・・」



「でも、ごめんなさい。誘惑したのにハジメテで痛みに勝てず泣いて修吾さんを困らせた。やっぱり私には誘惑なんて早かった」



「今日の恵那、本当にドキドキした。香りに誘われた。だけど俺は恵那といるといつもドキドキしてるよ。それに今日はたくさんヤキモチも妬いたし、今度からさ、その香りは俺の部屋限定でお願いします」



ごめん、少しだけ動いていい?


苦しそうにまた顔を歪めながら呟いた言葉にもう痛みなんかよりただ修吾さんに気持ち良くなってもらいたくて私は笑顔で返した。



「どうぞ、あなたの好きにして」
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