もう一度、逢えたら…

☆部活

カキーン

パタパタパタパタ....

スパーン

パシュッ



夏休みの部活動。

狭い校庭を交代で運動系の部活動が使用している。

今日は校庭を半分ずつテニス部とサッカー部が。

校庭の脇の体育館前のちょっとした空き地をバドミントン部が使用していた。



俺、速水圭一は、サッカー部に所属していた。

今日は校庭を半分しか使えないので、たいした練習にはならないが、
うちの部は区内でも強いほうに入っていただけに、練習には力を入れていた。

でも、今日は、隣でテニス部の女子たちが珍しくユニフォームを着て練習していた。

いつもはＴシャツにジャージ姿なのに、
夏休みに入ってから彼女たちは、
メチャメチャ短いスカートのようなユニフォームを着て練習していた。
一般には、スコートといわれる代物だ。


他の男子も同じだとは思うが、
俺はどうしても、彼女たちのユニフォームが気になった。
ふとした拍子に、短いスカートの下から、
白いフリフリレースのついたパンツのようなものが見える。


テニス部女子１０名ほどがユニフォームを着て練習していたが、
その中に、遠藤叶恵の姿もあった。

やっぱり、彼女が一番可愛いし、似合ってる。

俺は彼女から視線を離せなくなっていた。
< 135 / 216 >
表紙・目次

この作品をシェア

pagetop