YUMERI〜女のコにはユメとキボウがあるのだ!〜
「…しのさん…?」
ミヨが墓石に刻まれた名前を見てつぶやいた。
創介は黙ってうなづいた。
「こちらは、しのさんの娘さんの聡子さんだ」
女性は会釈した。

「しのさんて…?」
大人の間で、希望梨は一人困惑していた。

「…じいちゃんの許婚だった人だよ」
ミヨがぼそりと答えた。
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