それだけで、キセキ。
「智子には感謝してる。智子から見たら俺なんてまだガキだろうから、わかんないうちに智子を困らせちゃったり、気を使わせちゃったりしてること、絶対あると思う。でも、智子はいつも優しいし、お姉さんぽく見守ってくれるし、甘えさせてくれるし、それから泣き虫で甘えん坊で可愛いし、こうしてると気持ち良いし、何よりこんなにホッとできるのは、智子しかいない。」

「..........。」

「もちろん外見も好き。だから、俺のためを思って気にしてくれるのは嬉しいけど、そんなにこだわらなくて大丈夫だよ。だって智子は一人しかいないでしょ? 俺が好きなのは、智子だけだから。」

「........ありがとう。」

「いつも思ってること、言っただけだよ。」

「うん、でも.......ありがとう。」



もう涙を止められない。

胸がいっぱいで、破裂しそう。

爽太はこんな風に思っててくれたんだ。

なのに、一人でヒネくれて、いじけて、卑屈になって..........

私、ホントにバカみたい。
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