それだけで、キセキ。
これは夢?

こんなことが、あり得るのかな?

予想外のプロポーズに、涙でグチャグチャになった顔で、思わず爽太の首に抱きついた。

思いも寄らぬサプライズに、溢れる感情を抑えることができない。



さっきから泣き通しの私をあやすみたいに、穏やかな笑顔で爽太が抱きしめる。

愛されてるんだなって感じて、とても安心する。

いつもそうだけど、こんな風に突然、抱擁力を見せるのはズルい。

六つも年下ってわかってるのに、すがりつきたくなってしまう。

どうしてもキュンとしちゃうから、可愛いくて、優しくて、頼りがいのあるあなたに、どんどん夢中になってしまう。



「泣いてばっかり。」

「だって、嬉しいんだもん。」

「泣き虫。」

「爽太が泣かしたくせに。」

「いくら泣いてもいいけどさ、そんなにカワイイと襲っちゃうよ。」

「いいよ。」

「ほんと? じゃあ、遠慮なく。」
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