オレ様探偵とキケンな調査
「あたしって、帯金さんの何なんですか…?」


「そのうるせぇ口、喘ぎで止まんなくしてやるよ」


「ア…ン…ッ!」


キャミソールをまくしたて、たやすくはずされたブラは床へ捨てられる。


音を立てて胸に吸い付く帯金さんに、またあたしは酔わされる。


「ン…ッ!」


鋭い痛みとともに刻まれたキスマーク。


どんどん体はあたしの思い通りには動かなくなり、帯金さんの手、帯金さんの唇に操り人形のように優しくしなやかに操作される。


「アキラ…さ、ん…!」


「オレの女、それだけじゃ足んねぇんだろ?」


「ア…ンン…ッ!」


苦しく愛おしく漏れる声を塞ぐかのような熱いキスに、息が上がって呼吸が浅くなる。


最後にあたしが小さく叫んだ後、遠くに帯金さんの声を聞いたような気がした。


“…シテルヨ、ツバキ”
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