オレ様探偵とキケンな調査
階段を上がると、広いリビング。


ちょっと消毒液の匂いがした。


「奥、ボクの部屋だから入ってて。今、コーヒー持ってく」


「あ、でも、治療費払いに来ただけだから」


「金はいいよ。その分、時間が欲しいな」


「え…?」


「行ってて」


「ハイ…」


うーん…。


どうもあたしはこの子のペースに振り回される。


相手は10コも下の高校生、しっかりしなきゃ…と、思いつつ、あたしは颯太くんの部屋のラグマットの上。


ブルーで統一された部屋、壁の本棚にはたくさんの医学書。


お父さんがお医者さんだから、颯太くんも医大に進むのかなぁ。
< 183 / 245 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop