危険なアイツと同居生活
それが何か分かった瞬間、あたしの身体は強張った。
だが、あたしの考える隙もなく、蒼の唇は激しさを増した。
ついばむような軽いキス。
一旦唇を離し、至近距離で見つめ合う。
その顔が綺麗で、そして色っぽくて。
あたしの中の獣が暴れ出す。
鼻と鼻を付け、ふふっと笑い、再び唇を重ねる。
次のキスは深く深く、相手との距離を埋めるかの如く……
身体を抱きしめ、唇を密着させ、舌を絡ませた。
キスの仕方なんて分からない。
だけど、蒼のキスが気持ちよすぎて。
窒息しそうになりながらも、唇で蒼を感じた。
蒼……
あたし、おかしいの。
熱くて苦しいよ。
すごくすごく。