危険なアイツと同居生活




名残惜しそうに唇を離す蒼。

あたしを見下ろすその顔は、もはや一匹の獣のよう。

あたしの身体に、甘い電流が走った。






蒼はこのままあたしを抱くだろう。

初体験って痛いって言うし、すごく怖い。

だけど、蒼なら嫌じゃない。

それに、あたしは蒼の彼女になれたんだから。




彼女という響きに胸がじーんとする。




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