危険なアイツと同居生活
えっ!?
これってまさか……
あたしは蒼の顔を覗き込む。
すると、そのアーモンド型の瞳は閉じられ、唇が少しだけ開いていて。
何だか可愛いその寝顔に、いちいちドキドキしてしまう。
「蒼、疲れていたんだね」
落ちている布団を引き上げ、蒼と一緒にそっと被る。
そして、眠っている蒼に頬を付けた。
愛しいよ。
大好きだよ。
どうしよう。
日に日に気持ちが大きくなってくる。
本当なら手の届かない存在の蒼。
だけど、蒼は平凡なあたしを選んでくれた。
だからね、あたしも応えないと。
これからもっともっと、蒼を好きになる。