危険なアイツと同居生活






ふと、部屋の中を見回す。



初めて入った蒼の部屋。

壁際に置いてある三本のギターに、スピーカー。

譜面台の辺りには、何やら楽譜が散らばっている。

そして、パソコンの前にはキーボード。

のほほんとしている蒼だけど、そこには確かな努力の跡があった。

そして、あたしはそんな蒼を尊敬している。






「蒼、大好きだよ」




あたしはそう言って、そのまま眠りについた……



< 118 / 528 >

この作品をシェア

pagetop