危険なアイツと同居生活







会場が暗くなる。

そして、ステージが眩しいほどに照らされた。

それはまるで天国かと思うほど、神々しい光。

スモークが立ち込め、辺りが見えなくなって、鋭いギターの音が響き渡った。

心臓をもぎ取られるような、その音色。

全身に鳥肌が立つ。

やがて、スモークが落ち着き、少しずつメンバーの姿が見える。




正確なリズムを刻むドラム。

素人では真似出来ないベースライン。

アドリブに富んだギター。





そして……




目の前のスモークが消えた時、すぐそこにいる蒼と目が合った。




時間が一瞬止まったようだった。





辺り一面が真っ白になる。

あたしの瞳は蒼を捉えて離さない。

蒼の瞳が驚いたように大きくなった。



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